美濃加茂中学校・美濃加茂高等学校

中学校校長挨拶

校長 船戸 宙治

 令和6年度は、コロナ禍で経験したことを活かしながら、「従来通り」の活動ではなく、生徒達が校訓である「自主性・創造性・社会性」を体得できるような活動を創り出すことができました。その一例が、令和5年度から実験的に実施してきた「カジュアルデー(私服登校が可能な1日)」、修学旅行でのグループ立案による見学地選定や私服行動、そして、十数年ぶりに復活させた学園祭での模擬店などです。どれも生徒には好評であり、今後一層検討を重ねながらより良いものとしていこうと思います。特に、中高合同の体育祭における応援合戦では、道具を一切利用しないことを特徴とした、本校の伝統として受け継いでいけるほどのレベルの高いパフォーマンスを見せてくれました。また、部活動面では、バスケットボール部男子がインターハイにおいて準優勝という輝かしい成績を収めることができました。
 そして、前述した「カジュアルデー」では、TPOをわきまえた行動を考えるきっかけとなり、スローガンである「自ら気づき、考え、行動する」を実践する良い機会となりました。今後、月毎の複数回実施の検討を生徒会中心に議論し、生徒達の意見を取り入れた活動ができるようバックアップしていきたいと考えています。
 さらに、学校改革の一環として、令和6年度より土曜補習を発展的に解消し、併せて、進学コースの7限授業を希望制講座化した、Liberal Arts Program(LAP:リベラル・アーツ・プログラム)を実施しました。「学習講座」と「文化講座」の二本立てで実施しましたが、生徒達には大変好評でした。また、教員にとっても魅力ある、かつ、将来の目標を実現する方策の一つとなり得る講座を組み立てていくことで、十分な教員研修となりました。実施初年度であり、問題点を洗い出しながら、より発展的な講座としていこうと考えいます。
 また、学校全体のさらなるレベルアップと意識の高揚を図るために、昨年度に引き続き、「自ら気づき、考え、行動する」というスローガンを掲げ、「安心・安全で誇りの持てる学校づくり」に努めていきます。

 小学生の皆さんにとっては、小学校卒業後に仲の良い友達と離れることに不安を感じる人もいるかもしれませんが、もっと多くの友達との出会いが待っています。
 美濃加茂中学校で、友達や先生たちと一緒に「新しい自分発見」をしてみませんか。